君の名は。を観て、すげえな、うまくは言えないがこれは好きな映画だ、となって、劇場へは合計で3回足を運んだ。Amazonで販売が開始されると、ダウンロード版を購入してなんども視聴した。で、新海誠の過去作は視聴したの?と言われればそういうわけではないんだけど。そんな奴が天気の子を見た感想を綴ります。ネタバレ注意だよ。とりあえず来週か再来週にもう一度観てくると思います。察して。
まず
とりあえず、「君の名は。」からゲスト出演があったのがまず最高だった。オタクなので、あの2人の人生は確かに続いてるってのがわかるのがとても嬉しかった。
肝心の内容
「エロゲのトゥルーエンドっぽい」という感想がTwitter上で散見されてて。それを見たとき「それだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってなった。なんでそうなったのかよくわかんないけど。エロゲあまりやった事ないし。よくわからん、ではダメなのであの映画を観終わった後の、ちょっとした納得いかない気持ちを見直してみて、一つの結論に着地した。主人公は普通、「世界を救う」ものなのに、帆高は「世界をぶち壊した」んだよなって。客観的にみたら悪者なんだよ。帆高くん。好きな女の子のために世界を犠牲にしたんですよ。一般人からしたらたまったもんじゃねえよ。 そうやって思い詰める帆高に、冨美さんは「元に戻っただけ」と話し、圭介は「世界なんてさーどうせもともと狂ってんだから」と茶化した。だけど、陽奈と再会して確信する。やっぱり世界を変えたのは僕たちだと。だけど、それを背負ってでも、好きな女の子と生きていくんだと。ふざけんなよ。そんな主人公いてたまるかよ。末長く幸せになれよちきしょうめ。
映画を観ていて
圭介の依頼をこなし、センパイの粋な計らい。ここからもう僕はドキドキしてました。初告白のチャンス。めっちゃドキドキする。僕自身が初めて好きな子に告白した時と同じ心境になってた。なんというかその時の気持ちを呼び起こされたのがめちゃめちゃ悔しかった。
後、視聴前に軽くネタバレ踏んでて、「秒速の時の新海監督とは違う」ってのを聞いちゃってたので「再会できるんだろうなあ」って思いながらクライマックスを迎えてしまったのがもったいなかった。ちくせう。
世界 < 女の子
「僕がどうなったっていい。世界がどうなったていい。」
エヴァ破で観た。
そうなんですよー。シンジ君も好きな子のために世界ぶち壊した系主人公なんですよね。こっちは周囲の大人にめちゃめちゃ批難されてますけど(当然ではある) 来年、ついに完結するわけですが、シンジ君は「もう大丈夫」になれるんですかね。
東京都いう街
現地に住んでると、見覚えのある景色が出てきて、より没入感があったり、映画が終わった後にどこかに帆高たちがいるんだろうなという気持ちになったりするんだろうなって。いいなあ。
天気
映画館を出たら思わず空を眺めちゃいました。曇り空でした。これが快晴だったら、陽奈を選べなかったんだなあとか思っちゃいそうだな。ここ最近晴れ続きなので、梅雨明け手前で観れて良かった。
終わりに
君の名は。はあまりにご都合主義なところがあるな、と思うところがあったんだけど、今回は色々と代償を支払ったものになってるなあ、と。僕は好き。でもやっぱり世界をぶち壊した主人公にモヤモヤする人はいっぱいいる気がする。前作で大成功して、その次作にこういうのをぶち込んできた新海監督、すげえです。次作も製作されるなら観に行きます。